トラック・メイカーが教えるクラブ・サウンド・テクニック99

10年以上前に買った本です。

最近Syntaktをよく触っていて、操作方法はわかってきたものの実際製作しようとするとどうにも行き詰まりを感じる。そこでこの本のことを思い出して読んでみることにしました。

内容はクラブサウンドに関わらずエフェクトの使い方やDAWのTips紹介などを含み、かなり多岐にわたる。このあたりは知識としてはわかっているつもりだが、制作において忘れてたりすることがあるのでチェックリストとして役に立ちそうだった。

今回のお目当てのひとつ「楽曲展開のアイディア」の項目は、なんとなくわかっていることの言語化といった感じで目新しいところはなかったが、自分の立ち位置確認や不足しているもの、例えばセンスであったり経験であったり、そういうものを自覚するきっかけになった。

もうひとつのお目当てだったジャンル別のビート解説、ここが期待していたよりも素晴らしい内容で、ビートの軽い歴史から、どの部分がこのビートのキモなのかという説明まであり、自分の目的を十全に果たしてくれるものでありました。

耳コピは苦手ではないつもりなんですが、キモの部分を知らないと、細かいアクセントやリズムのズレを取りこぼしたり、迷ったりするんですよね。なのでこういう形で知識としてインストールしておければ、頭の中のセグメント分けがはっきりするということです。「頭の中のセグメント分けがはっきりする」、まあこれは良し悪しがあるでしょうが今は学びたいかな。