ドビュッシー

ドビュッシーの独特の和声感、楽曲はどこからきたのか。自分が知っている範囲だと、どうもドビュッシーで一気に飛躍してる気がする。もうちょっと知らないピースがあるのではないか。ロマン派の和声はあまり興味ないが、大好きなベートーヴェンドビュッシーの間をつなげたい。

リストの革新性

この本によると、和声の発展、崩壊にはリストの貢献が大きいらしい。ワーグナーはリストの一面、半音階主義を発展させた、という位置付け。

(114頁)ヴァーグナーとロシアの作曲家たちとの先駆者であったリストは、最終期の驚くべきスケッチでは彼らをも超越しており、一方ではバルトークを(不協和音程の活用、二度・四度・五度の平行)、他方ではシェーンベルク(『灰色の雲』の無調的汎半音階主義)を予告している。だがあまりに性急で、即興的であるため、革新者としてのリストが創造家としてのリストを、むしろそこなっているくらいである。

ヴァーグナーの一貫した意思と強力な構成力は、この危険から彼を守った。出発点ではそれほど早熟でも独創的でもなかった彼は、けっきょく最後には、より確実に作品を築きあげていったのである。リストが示した、古い旋法や民俗的音階への復帰の傾向は、彼にはほとんど影響を与えなかった。ヴァーグナーがとびこんでいったのは、リストによって開かれた半音階主義への道であった。リストの場合はーー宝石がそこここに散らばっているようにーー新しい発見がたえまなく彼の進化を飾っているのに反して、ヴァーグナーでは『タンホイザー』以後に、ひとつの大きな変化がある。...

リストの影響は大きくは二つに枝分かれする。

(116頁)リストを出発点としてヴァーグナーに受けつがれた半音階的方向は、とりわけレーガーをとおしてシェーンベルクに達し、ロシア派とフランス派に受けつがれた旋法的方向は、ムソルグスキードビュッシーにいたる。リストが示した、半音階主義と旋法主義とのある種の均衡は、中間的解決に達するだろう。それがバルトークである。

ベートーヴェン以降は古典的な機能和声が省略されたり重なったりして、和声の発展という意識はなかったかもしれないが結果的にいろんなハーモニーが生まれていたようだ。


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ここで紹介されてる『暗い雲(Nuages Gris)』という曲はわりと重要なピースかも。同じくリストの「無調のバガテル」よりも浮遊感があるな。無調のバガテルは調性から逃れることを意識しすぎてそれはそれで別の力学が生まれている、みたいな感じかしらん。

ムソルグスキー

有名な展覧会の絵を改めて聞いてみる。

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和声の機能ではなく旋法を重視、というのはなんとなくわかりますね。ベートーヴェンの何かを断言するような厳しさはなく、洒脱な空気がある気がします。

間接的な要因

音楽を考える人のための基本文献34

音楽を考える人のための基本文献34

(258頁)ドビュッシーは、理論で組み立てられた「抜け目のない」音楽を批判し、音楽家たちが自然の中に存在する音と無関係であることに危惧をいだいていた。(中略)ドビュッシーにとって、音楽を作るということは、あらかじめ作られた理論や形式によって音を配置することなどではなく、自然と向き合い、そこからわきあがるものを創造することであった。

この本にドビュッシーの著書『反好事家八分音符氏』からの引用があり、それによると「屋内の演奏会場では異常に聞こえるような和声の連続が、野外ではきっと正当な評価を受けることだろう」とも書いている。


ドビュッシーピアノ曲ばかり聞いていましたが、歌曲も多いらしい。

http://www.miyuki-ito.com/Miyuki_Ito/Publication_files/Debussy-2014-9.pdf

ドイツのリートを築いたシューベルトをはじめとするドイツ・ロマン主義の作曲家たちとは異なった歌曲の方向性が、ドビュッシーによって培われたのである。リートは、ドイツ語特有の強勢アクセントを生かした歌曲であるのに対して、フランス語の特徴となる子音による囁き、繊細な響きを生かして、流動的な旋律線を音楽的に表現した歌曲が、ドビュッシーの作品である。

つまりリスト由来、ロシア経由の旋法的作曲が、ドビュッシーの自然志向やフランス語を使った歌曲を触媒として生成されたのがドビュッシーの音楽なのではないか。

ドビュッシーの曲

ここでドビュッシーの曲に戻ってみた。初期の「ベルガマスク組曲」を聞く。これでつながった気がする。フランス風の旋法的作曲というので納得が行きました。

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おしまい。

ソニック・デザイン 音と音楽の特質

ある日渋谷の丸善で立ち読みした。楽譜が載っているから音楽について書かれている本だろう。しかし内容がさっぱりわからず、買わずに帰った。

そのまま10年近く放置していて、去年また本屋で見つけた。内容は相変わらずさっぱりわからんが、そのときの自分は「やりのこしたことを一つずつやっていこう」モードだったので、とりあえず買ったのであった。

内容はおおむね「専門機関で教えている音楽理論は古く、アジアやアフリカの音楽をカバーできず、また近代以降の曲も説明できない。この本でより包括的な理論を構築する」みたいな感じのようだ。

まえがきとリズムの章と音色の章をざっと読んだ。音色の章は管弦楽法やスペクトルなどの話で、それとなく内容がわかる感じ。というか「音色についてはこの本で初めて光を当てた」みたいに書いてるのだが、内容的には管弦楽法にだいぶ近いように見受けられる。マスキングやノイズとか合唱効果とか、より科学的に掘り下げてるのかもしれないが。

第一刷が2009年らしいから、シンセサイザーやドラムマシンなどのハードウェア、dawもこなれてきた頃ということで、まだ内容も古びれるという感じではなさそう。

しかしこういう音楽理論の本はアカデミックかそうじゃないかで、扱う内容も視点も全然異なるな。この本では「異文化」はせいぜい民族音楽で、YMOとかは全然出てこない。電子音楽って言葉は出てくる。想定しているターゲットがもっとガチの現代音楽みたいな感じなんだろうな。

今の自分としてはもうちょっと即物的な内容がいいな。教養程度に全体をさらうくらいはしてみようかな。あとは取り上げられてるクラシック曲のガイドとしてみるのも良さそうだ。

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日記

寒すぎて気圧も低く、適切な判断ができない状態。なので寝る前にお酒とおつまみいただいちゃってるわけなんですが、そうするとよく夢を見ます。昨日見た夢は新天地で目が覚める夢で、新鮮な気持ちで外の雑踏と共に目覚め、新鮮な気持ちで街を歩き、新鮮な気持ちで部屋を見渡し、やる気がみなぎるという夢でした。

本当に目が覚めるといつもの見慣れた散らかった部屋があり、やらなきゃいけないこと仕事のことなど思い出してしまう。これはどういうことだろう。自分は引越しをして気分転換などした方がいいのだろうか?

いやいや違いますね。まあ引越しすると気は晴れるかもしれませんが、お金も時間もかかるし、逡巡を繰り返してきた自分もそろそろ目の前のことに真剣に向き合うときなのである。目が覚めた時も、自分の責務に「重さ」を感じたが「逃げ出したい」とはまた違うのかなと思ったのである今思えば。

まあこういうのは旅行でもできればいいのかもしれないですね。コロナで今できないですが。

そういえば自分はいま池袋に住んでいるんですが、都会に住むというのは一度経験しておいてよかったかもしれないとも思いました、こういうとき。一度極端にやっておけば「まあこういうものか」と思える、みたいな面がありますからね。

仕事

勘を取り戻しつつ、時間もかかりつつという感じ。やっていきましょう。頼まれた仕事をその日の夜やっつけたらいろいろあって二度手間になった。就業時間内にやらんとあかんな。

モルカー

みた。撮影といいぬいぐるみといい、良くできてんなあ。

趣味プログラミング

平日に30分を二日。もうちょっとやっていきたいけど、とりあえず着手できたのはよかった。

m990のポテンシャルを引き出せてない気がする。自分は楽しくやれてるけどm990はおれとお出かけして楽しいだろうか?

ジャズ修行

ブロックコード一通りさらい、これは今すぐエニキーでやっても時間がかかるし、定着までの手順もまだまだあるし、やっぱり一度塩漬けにしよう。

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google spread sheetにこういうのも書いてるんだけど、スプレッドシート自体公開して行ってもいいかもな

Practice, Practice, Practiceのページも読んだので軽くまとめ

新しいアイデアを練習する時

  1. 最初は、それぞれのアイディアを別々に練習する
  2. アイディアを同時に練習する
  3. 組み合わせたものを全てのキーで練習する 1, いくつかの曲を通して弾き、パターン(「2章節のII-V」など)が出てきたら、そのたびにこのパターンの全体を弾く
  4. 可能な限り取り入れながら、曲を通して弾く

あとは実例とかが書いてあった。

Fig.23-16,17あたりはそのまま練習して取り入れて良さそう

心構えについて

可能な限り広範囲に渡る音楽を自由に演奏できるように、リックおよびパターンを、指、脳、目がすべて同調するまで練習しなくてはなりません。(中略)リックやパターンはアップ・テンポの曲でより多く演奏されるのが常(略)

やっぱそうなのか

トランスクライブ

トランスクライブは、

ソロを書き出さずに、レコーディングに合わせて演奏することによって学ぶ

ほうがいいらしい。リードシートだけ、というのは問題外で、レコーディングに合わせてイントロ、メロディ、コード、ソロ、ベース・ライン、ドラムヒット、フォーム、ヴァンプ、インタールー度、エンディング、ダイナミクス、ミュージシャン同士のやりとり、感情的な側面、これらを読み取るのが大事。

あとは「メロディは足のタップと合わせてリズムの配置を注意する」、「ベース・ラインを参考にしながらコード・チェンジをトランスクライブする」、みたいな。こういう言葉の背景にあるのはやっぱり「ジャズは現場主義」という感じで、理論書やリード・シートやコード進行から学べることってほぼないんだろうな、って感じがある。


今後どうしようかな。曲練習するのは決めてるんだけど、進め方悩むな。と

done

バンドの動画うpしました。みんな聞いてくれよな。

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florenceというゲームの感想

ビジュアルが良さげなのと評価がやたら高かったので買ってみた。

store-jp.nintendo.com

うーん、合わなかったな・・・ちょっとしたパズルとか部屋を片付けるとか荷造りするとか、そういう小さなインタラクションが盛り込まれた本みたいな感じ。最初はちょっと面白く感じたし、会話のパズルがだんだん簡単になって最後は勝手に完成するとか、そういうところはよかった。

合わなかったところ。操作ができるぶん、自分のプレイが物語に全く影響を与えないところが気になった。ふざけたプレイしたら恋人に笑われるとか、そういうのあってもいいのになとか。決まった物語を進めるために、全く難しくないパズルや操作をやりつづけることが作業的に感じてしまって辛かった。この辺は短い物語だったのが逆によかった。ストーリー自体も意外性は特になく取るに足らなすぎるかも。ラストは割と好きです。

インタラクティブな割にプレイヤーの視点が主人公のフローレンスになったり恋人になったりするのも気になった。

ジャズ修行 - ブロックコード2

書いてあることは概ね理解できた。練習項目も、まあわかった。練習すればスケール的に弾けるようにはなるんだろうな。

でもこれをどこで使うか、が問題だ。とっさに出るものだろうか。 いやいや、やっぱり前もって準備しておくことが大事ではないだろうか。

なんというか、ジャズのアドリブって完全に初見でなんでも弾くって感じでもないんだろうな。ジャズミュージシャンがアドリブするとき、練習済みの曲が数多くある、一方で完全初見の時も対応できる、という感じだろう。

  • 曲を覚えて練習する
    • しっかりアナライズして、ソロも弾ける。書きソロもありうる。
  • 完全初見でやる練習

    • ちょっと前のコード進行に目配せする練習
    • 全体の流れ(楽譜の概観とかキーとか)を掴んで対応する練習
  • 知ってる曲と初見曲の間を埋める練習

    • エニキーでフレーズ練習
    • フレーズの使い所、パターンを染み込ませる、反応できるように練習する
    • スコアの見方

こういう感じな気がしてきた。

がんばろー。

日記

ミノタウロスの皿

https://dorachan.tameshiyo.me/20WIN21Hdorachan.tameshiyo.me

無料公開されてたから見た。有名なやつだけど、うーん、よくわからんかった。

散歩

仕事で行き詰まったので朝散歩したらすっきり。大事だよなこういうの。

ジャズ

一応ドロップ2のブロックコード、dominant7thでC,F,Bbとやった。これでFブルース行けるか?録音までやっとこう

一曲デモ作った

音楽仕事だ。意外と時間かけずにいいところまでたどり着けたな。そういえばドラムはグリッド上にしか配置してなかったけどいい感じだわ。

マリオ64

ちょっとずつやってる。ちょっと酔うなこれ。

カメラの画角のおかげか荒いポリゴンのおかげかわからないけど、この頃のプレイグラウンド感好きなんだよな。リアルではないんだけど、偽物なりにそこに空間がしっかりある感覚。あんまりやりすぎないようにしないと・・・

あとは筋トレの時間帯変えた。朝はバタバタしがちなので夜に変更。

反省

まだちょっとゲームしすぎ。仕事は集中が取り戻せてない。 - 時間を確保する - 少しずつ手を伸ばす - 一個ずつちゃんと終わらせる -アウトプット出す

やるべきことはたくさんある・・・

ジャズ修行 - ブロックコード

マークレヴィン ザジャズピアノブック

マークレヴィン ザジャズピアノブック

  • 作者:Mark Levine
  • 発売日: 2006/03/07
  • メディア: 楽譜

右手クロマチックはなんとなくできた。改めてこの本やっていこう。まず効果が高そうなブロックコードから。

  • 初見力
  • 指の脱力
  • 演奏の瞬間の集中
  • 表現
  • 実際の演奏への適用

このあたり意識しつつやっていきましょう。本自体もいろんな項目を行ったり来たり、絶え間なく触っていく感じが良いだろう。

ブロックコードの項は複数の内容が入り組んでるな。オーソドックスなシアリングスタイルとドロップ2のブロックコード。上級の複雑なブロックコード。それらの理論的な考え方、使い所、(割と厳格な)ルール、練習方法。

これらを切り分けて、少しずつやる。「読む→弾く」のサイクルを回すためにとりあえずオーソドックスなスタイルを練習するか。

コントラリー・モーションとパラレリズム

初めて見た単語なので調べた。

http://www.kotobukihikaru.com/__theory/sonic-construction-theory/ReviewProblem/ReviewProblem-15.pdf

本の中では、コード全体がメロディと並行に動くのがパラレリズム、メロディと異なる動きを内声がするのがコントラリー・モーションみたいな感じぽいな。