10年ぶりくらいにbandcampで音源公開したので、そのメモです。あくまで「自分はこうした」というだけなので、各自、自分の正解を探そう。
bandcampのアカウント周り
このあたり、自分が設定したのは相当昔なので飛ばします。10年ぶりくらいにアーティストアカウント開きましたが、特に新しく設定したり申請したりせずにそのまま音源をリリースできました。
音源
ファイルフォーマット
今回はwavの24bit、48khzにしました。1曲あたり291MBの制限があります。
はっきりした仕様が見つけられませんでしたが、以下は参考になるかもです。
タグ付け
タグはbandcampで必要かどうかわからないんですが、一応つけました。
パソコンのメディアプレイヤーによっては、wavファイルに埋め込まれたタグ情報からアーティスト名やジャンル、収録アルバムなどを読み取って、再生中に表示したり曲やアルバムの管理に使用してくれたりします。
サブスクの場合、例えばtunecoreでは、wavファイルにタグなど付けなくてもアップロード時にアーティスト名やアルバム名を指定すれば、apple musicなどサービス上でもその時に指定した情報で管理してくれます。
これ、bandcampではどうなるんだろう。
アルバムに曲をアップロードする際、ファイル名やタグは読み取ってくれなくて、ファイルアップロード後に自分で打ち込む必要があるんですよね。その後、購入者はbandcampのアプリで聞くこともあれば(尾の場合はファイルへのタグ付けは不要だと思う)、ダウンロードして各自のPCのメディアプレイヤーで再生することもある。
購入されてダウンロードされたファイルはタグが残っているのかどうか、wav以外のフォーマットでダウンロードされた場合どうなるのか、bandcampへアップロード時にもしかして独自にタグがつけられてたりするだろうか、などいろいろ気になるところです。できればダウンロードされて聞かれるときにアーティスト名など残っていてほしいところです。
windowsではMediaMonkeyというアプリで無料でタグ付けが可能です。
「MediaMonkey」高機能なライブラリを備えたオールインワン型の音楽プレイヤー - 窓の杜
macでは有料のアプリしかなさそうでした。
ラウドネス値
これは悩みました。bandcampでは特に基準はなさそうなんですよね。
自分の場合、メインの曲が
あたりが理由で、-17LUFS~-8LUFSになるようにしました。
低音がズンズン鳴ってなければ、ちょっとくらいラウドネス大きくてもさほど問題にはならない気がする。
あとはリファレンスと聞き比べていい具合のポイントを探りましょう。
また、mp3変換などはbandcampが自動で行うので、true peak対策に0.7dB空けておきました。
特典
bandcampでは購入者向けに、ライナーノーツのpdfやmaxpatchなどを、特典として音源と一緒に提供することができます。
自分の場合Syntaktのプロジェクトファイルを特典として付けました。
それから「これを欲しがる人は購入者の中でも一部だろう」と思い、特典なしの安いバージョンも併売することにしました。特典あり・なしの、単純に2つアルバムをリリースする形になります。
こんな感じです(ごく自然な宣伝)
Bonus版
通常版
アルバム概要には相互リンクを貼りましょう。
価格
これも正解はないみたいなので自分なりの正解を探るしかないです。公式から以下のような見解?アドバイス?が出てます。
https://get.bandcamp.help/hc/ja/articles/360007802534-What-pricing-performs-best-
こちらによると
- 7曲以上のデジタルアルバムは、7ドル設定のものがよく売れている
- 6曲以下のEPのようなアルバムでは、4ドル設定のものがよく売れている
- いずれの場合も“let fans pay more if they want"にチェックを入れるのが良い。40%のユーザーが、設定金額よりも多く支払っている
とのことです。