OctatrackとSyntaktを使ってライブをやる場合のセットアップ案と準備

大体一年半くらいOctatrackとSyntaktで曲作ってたからライブはそれをベースにやろうと思っていたんですが、いざやろうとするとなかなか悩みポイントがあったので、整理がてらブログに書いてみます。
OctatrackとSyntakt以外の話も少し出てきますが、あくまでこの二つがシステムのコア部分で、それ以外は代替可能・拡張可能と考えています。

セットアップ

セッティングは上の通りです。「緩い司令塔」としてOctatrackを中央に置き、2つのシンセが脇を固める。「緩い司令塔」としたのは、OctatrackからMIDIで送信するのはノート情報だけで、TransportもClockもシンクしないからです。こうすることで

  1. Octatrackのオーディオトラック8 + MIDIトラック8で演奏する曲
  2. シンセ1(Syntakt)のみで演奏する曲
  3. シンセ2(Dfam+ Subharmonicon)のみで演奏する曲

これらのスタイルをカバーできます。これはすでに1と2で作りこんだ曲があったからこういう整理になってます。

背景情報

このセットアップになった背景にはネガティブな理由もあります。

  1. OctatrackとSyntaktだとProgram Changeの連携が容易だが、SyntaktでPatternを跨いで同じ音を出したいときにトラック設定をコピペしたりするのがめんどかった。それならSyntakt側は1曲の間は1Pattern固定にして、OctatrackのMIDIシーケンサーで演奏したほうが楽だと思った。
  2. OctatrackのMIDIトラックではSyntaktのパラメーターロックは十分に再現できない。発音の前にトリガレストリガーでCCを送るなどが必要。Syntaktの機能をフル活かしたいならSyntaktのみで完結したほうがいいと思った。

でもいろいろやってると1のトラック設定コピペなんて割と些細なことの気がしてきたので、今後は変わるかもしれません。 あとパラメータロックなどで作りこんだシーケンスはバウンスしてOctatrackで流せば?という気がしないでもない。

ライブ中にClock同期、Transport同期の設定切り替えるの事故りそうなので、ここの方針は固めておきたいんだよな…うーん

プロジェクトの準備(Octatrack, Syntakt)

OctatrackとSyntaktのProject変更は音が途切れてしまうため(OctatrackにおけるMIXER入力も途切れる)、ライブ中には行えません。このあたりはライブの考え方にもよると思いますが、ここでは音を途切れさせないことを前提にします。

そのため、ライブ用のプロジェクトを作成し、複数プロジェクトに散らばった曲をそこにまとめます。

前提条件

私はOctatrackでは曲をbankごとに管理しています。大体多くても3Patternくらいに収まるので空のPatternを大量に余らせてるんですが、管理上それが楽なのでそうしています。

Syntaktでは現状bankはpatternが16個入っている以上の意味はないので(ないよね?)結構適当にやってますが、ライブのことを考えるとこれも1曲1bankとしてbank番号をoctatrackと合わせるとかしたほうが脳のリソースを節約できていいかもしれないですね。Syntaktのbankはなぜか8つしかないのがネックですが…

Syntakt

本体の機能では1Patternごとにコピー可能。SysExをつかえば複数バターンをまとめてコピーできます。Projectを何度もまたぐのが面倒で自分はSysEx使ってます。

ただ本体のPatternコピーもSysExも、Global設定(SETTINGS > GLOBAL FX/MIX以下でチェックを入れている項目)は無視されます。その場合は、グローバルになっているFX Trackをトラックコピーしたり、Delayページなどをページコピーしたりしてください。

Octatrack

Octatrackの場合は手順がやや複雑です。

  1. ライブ用のプロジェクトを作成する
  2. 曲のプロジェクトからライブ用のプロジェクトへ、曲(Bankファイル)をコピペする
  3. Sample Slots情報をマージする

1. ライブ用のプロジェクトを作成する

これは単にOctatrack本体の機能で作ればOKです。ライブでやる曲が多く含まれているプロジェクトをコピペすれば後が楽かもしれません。

2.曲(Bankファイル)をコピペする

まずコピー元のプロジェクトから、USB DISK MODE(PROJECT > SYSTEM > USB DISK MODE)で移植したい曲のbankをPCに退避させます。 BANK Aの場合、ファイル名はbank01となります。
bank01.strd、bank01.workの二つがある場合は両方とも退避させます。
次に退避させたbankファイルの番号を、コピー先のbankに合わせてリネームします。例えば、ライブ用プロジェクトですでにBANK A, BANK Bの内容が決まっている場合は、退避したbankファイルはbank03とすればいいでしょう。これをコピー先プロジェクトへ上書き保存すれば、それがBANK Cになります。  

3. Sample Slots情報をマージする

これが大変です。Octatrackでは、BANK情報はsampleファイルのパスを持っていません。ProjectのSample Slotsのインデックスを見るのみです。そのためライブ用Projectとコピー元ProjectでSample Slotsの中身が同じでなければ、そこでパースエラーが起こり、そのマシンのサンプル情報は空になります。

これには特効薬はありません。

コピペ元のprojectでbank内マシンのサンプルのパスをメモし(ディスプレイに表示されるファイル名を写真などに撮って、USB DISK MODEでPC上で検索すれば楽です)、それをライブ用ProjectのSample Slotsに設定し、bankのマシンから参照しなおす。これを繰り返す必要があります。Sound Locksにもそれぞれ同じことを行うことができます。

Sound Locksが複雑になっている場合は、いっそのことトラック毎リサンプリングして、それをライブ用Project上でスライスなど再編集したほうが楽かもしれません。

普段の制作へのフィードバック

余談だが、このOctatrackのSample Slotsマージの大変さを考えると、Projectは新規作成ではなく古いものをコピペし続けてSample Slotsを秘伝のタレ的に継ぎ足し継ぎ足ししていったほうがいいかもしれないな。

Mix

SyntaktとOctatrackのミックスは、それぞれのTrack Volは110くらいを固定値と考えて、それぞれAMPページのVOLで音量調整を詰めておきます。Track Volを触るのはライブ中だけで、フェードインなども110を目指して上げていって、気になるならその前後で調整する、としておきます。

こう考えるとSyntaktのInternal MixerはGLOBALとしておいたほうがいい気がします。

Track Volの固定値は具体的には何でもいいですが、自分はSyntaktは110, Octatrackは108にしています。理由は「新規作成したときにその値になるから」なんですけど、まあ大体同じなんで全部110とかでいいと思います…

何かしらのメーターで目視するなどして、全体を鳴らしたときの音量を全部の曲で頑張って合わせておきましょう。ここは地道な作業が必要です。(目視については自分はAnalog Heatのinputメーター見てます)

マスタリング

OctatrackのT8をマスタートラックにして、ボリュームは108など固定値にして(ここを変えるとMIXERの音量も影響を受けて、bank間でsyntaktの音量ギャップが生じるため)、エフェクトにCompressorなどで音質を整えればOKかと思います。

自分の場合、最近買ったAnalog Heat +FXが最後に控えているんでフリーズディレイとかflangerを全体にかけたいとかがなければ、T8は普通のトラックにしてもよかったなと思ってます。Analog Heatは入力でメーター振り切ってなければ、OUTPUT GAINを0dBにしている限りはクリッピングは起こらないようです。たぶん。AHを信じて好きに味付けし用と思います。

エレクトロニカのテクニックについて覚書

最近こういう音を作りました。

Youtube版はこちら(25秒くらいから)

www.youtube.com


もともとはzoiaからモジュラーシンセ(mavis)へcv送りたくて色々試行錯誤してたんですが、結果できた音がかなり好みだったので、偶然の産物にしてしまわず作り方をメモっておこうと思います。こういう音って何か名前ついてるんですかね。名前を知りたい。


シーケンス

シーケンサーにはこういう動きをさせます。

  • 音の並び方は一定、不変
  • 進行方向は一定、最後まで行くと最初に戻る(ここまでは通常のステップシーケンサー)
  • 確率によってシーケンスが先に進むか、留まるかする(これが重要)

こういう動きのシーケンサーの呼び方がわからないですが、ChatGPTによると「確率的シーケンサー(Probabilistic Sequencer)」という提案がありました。ただ、これは音の再生順もランダムであるようなのでちょっと違うかな。進み方は不安定だが、あくまで同じ音列、メロディを繰り返す、というのがいいと思う。そういうのが好きだ。

ちなみに「Probabilistic Sequencer」でググってみるとこういうのがヒットしました。

Probability Pack | Ableton

ableton liveは面白いですなあ。

動画ではシーケンスはzoiaがやっています。mavisからS+Hを受け取って、zoiaのsequencerモジュールのgate inに渡しています。zoiaのlfo(random)でもいいような気がします。

ショート・ルーパー

ショート・ルーパー(グリッチのような、短時間の録音・再生を行うルーパー)はシーケンスに加えて重要な要素です。

以下の設定はzoiaの表に出ている設定項目を書き出したものですが、他の環境で同じ挙動にさせるためには未定義のところがあるかもしれません。

  • max rec time(最大録音時間) : 1s
  • length edit : off
  • playback(録音後の再生) : loop
  • length: pre-speed
    • playback速度によって1ループの長さが決定される。playback速度が0.5のときは本来1sのところ2sのループになる。
  • hear while rec(録音中のループ再生) : yes
  • overdub : no
  • stop/play but: no

また、設定項目にはないですが、zoiaのplaybackは再生速度によってピッチが変わります。

このようなルーパーを作り、上記「シーケンス」で使ったものと同じソースのランダムモジュレーションを、「録音開始トリガー」と「ループバック速度」にアタッチします。 これによって、ランダムモジュレーションで速度の違う短いルーパー(逆再生)を、不意なタイミングで鳴らすことができます。グリッチ的なやつです。このルーパーはセンドリターンにして音量は調整しましょう。

エフェクト

基本は以上で、あとはエフェクトをお好みで入れましょう。動画ではmavis側でソースとなるオシレータにPWM, cutooff, resonanceなどをいじっていて、そのあとzoiaでchorus, hall reverv, ring modulator, pitch shifter(4度上)をかけています。 リングモジュレーションのfrequencyにはこれまたシーケンス、ルーパーと同じS+Hをかけてあげるとグリッチ感がプラスされていい感じです。

テーブルの上の手元だけを映す動画撮影機材のメモ

こういう動画を撮ってます

シンセサイザーやドラムマシンのつまみをグリグリする演奏動画です。

使っている機材や環境をメモ


まずカメラはsonyのα6400

別にスマホでも全然いいと思います。自己満みたいなところあるので。

次にデスクアーム。

アームはいろいろ試したんですが、これが一番安定していていいと思いました。ただ個体差あるかもなので注意してください。

ただ、カメラの固定ネジ穴とこのアームのネジは規格が合わないので、あと雲台も欲しいので次のものを買いました。

雲台(SLIK スリック SBH-61)

https://www.yodobashi.com/product/100000001001618989/

変換ネジ(エツミ ETSUMI E-6948)

https://www.yodobashi.com/product/100000001005082877/

スマホの場合は固定ネジ穴がないので、これを別途買うのが良いと思います。

おまけでデスクも

Syntaktのプロジェクトを共有しよう

Syntaktのみで曲が完成させられそうだ。Syntaktだけで曲を作って、さらにそのプロジェクトを共有したら面白いんじゃないか?というわけで手順を書きます。

みんな共有しようぜ。

export

SyntaktはElektronのTransferというアプリを使って、サウンド設定はSTSNDファイルという形式で、プロジェクト設定はSTPRJファイルという形式で、それぞれPCにエクスポートすることができます。Transferを使ったエクスポートではパターン単位でのエクスポートは出来なさそうです。

これとは別に、SyntaktからはSysExというファイル形式でもエクスポートできます。こちらはサウンド設定、プロジェクト設定に加えてパターン単位のエクスポートも可能なようです。(試してはいない)

特別な理由がない限りは、Transferアプリを使ってサウンドやプロジェクトのエクスポートをするのが良いと思います。

Transferが使えない(例えばサーバーが落ちてアプリだダウンロードできないとか)場合は、SysExを使えばよさそうです。SysExはレガシーかつより一般的な形式で、Elektron社の公式アプリであるTransferでなくても扱うことができます。

import

インポートはエクスポートの反対のことをやるだけです。STSNDとSTPRJの場合はTransfer、SysExの場合は下記のSysEx対応アプリを利用します。

SysExを使う場合は事前にOverbridgeのインストールが必要だった思います(インストール後に再起動も必要かも)。

how to

Transfer

Elektronの公式アプリTransferのダウンロード、およびマニュアルはこちらからダウンロード可能です。 Support & Downloads for Transfer | Elektron

マニュアルは読まなくてもポチポチやったりドラッグアンドドロップしてみればすぐ使い方がわかると思います。

SysEx

PC側

SysExを使う場合、WindowsMacでそれぞれ異なるアプリが必要です。手順含め、以下の福産起業さんのページがわかりやすいです。

fukusan.com

Syntakt側

⚙(歯車)のボタンのメニューから「SYSEX DUMP」を選択し、エクスポートには「SYSEX SEND」、インポートには「SYSEX RECEIVE」を選択します。

エクスポートの場合はPC側のアプリを受信状態にしてからSENDを開始してください。インポートの場合は逆で、Syntaktのインポート開始したい場所(パターンもしくはサウンドバンクA~H)を選択して受信状態にしてからPC側のアプリから送信を開始してください。

Syntaktで受信を開始したいパターンを選んで(例えばC01とする)PCからプロジェクトを送信すると、C01から順番にプロジェクトのA01のパターンが記録されていきます。

SyntaktのC01 <- 送信プロジェクトのA01
SyntaktのC02 <- 送信プロジェクトのA02
SyntaktのC03 <- 送信プロジェクトのA03
...

という感じです。目的のプロジェクトを受信し終わったら途中で止めて大丈夫です。

上書きに気を付けて作業しましょう。(なので結局プロジェクト単位で作業するのが安全で、Transfer推奨です)

bandcampで音源公開

10年ぶりくらいにbandcampで音源公開したので、そのメモです。あくまで「自分はこうした」というだけなので、各自、自分の正解を探そう。

bandcampのアカウント周り

このあたり、自分が設定したのは相当昔なので飛ばします。10年ぶりくらいにアーティストアカウント開きましたが、特に新しく設定したり申請したりせずにそのまま音源をリリースできました。

音源

ファイルフォーマット

今回はwavの24bit、48khzにしました。1曲あたり291MBの制限があります。

はっきりした仕様が見つけられませんでしたが、以下は参考になるかもです。

https://get.bandcamp.help/hc/en-us/articles/360007802274-Can-I-upload-higher-resolution-tracks-What-about-24-bit-

タグ付け

タグはbandcampで必要かどうかわからないんですが、一応つけました。

パソコンのメディアプレイヤーによっては、wavファイルに埋め込まれたタグ情報からアーティスト名やジャンル、収録アルバムなどを読み取って、再生中に表示したり曲やアルバムの管理に使用してくれたりします。

サブスクの場合、例えばtunecoreでは、wavファイルにタグなど付けなくてもアップロード時にアーティスト名やアルバム名を指定すれば、apple musicなどサービス上でもその時に指定した情報で管理してくれます。

これ、bandcampではどうなるんだろう。

アルバムに曲をアップロードする際、ファイル名やタグは読み取ってくれなくて、ファイルアップロード後に自分で打ち込む必要があるんですよね。その後、購入者はbandcampのアプリで聞くこともあれば(尾の場合はファイルへのタグ付けは不要だと思う)、ダウンロードして各自のPCのメディアプレイヤーで再生することもある。

購入されてダウンロードされたファイルはタグが残っているのかどうか、wav以外のフォーマットでダウンロードされた場合どうなるのか、bandcampへアップロード時にもしかして独自にタグがつけられてたりするだろうか、などいろいろ気になるところです。できればダウンロードされて聞かれるときにアーティスト名など残っていてほしいところです。

windowsではMediaMonkeyというアプリで無料でタグ付けが可能です。

「MediaMonkey」高機能なライブラリを備えたオールインワン型の音楽プレイヤー - 窓の杜

macでは有料のアプリしかなさそうでした。

ラウドネス

これは悩みました。bandcampでは特に基準はなさそうなんですよね。

自分の場合、メインの曲が

  • 曲が長く、そのなかでラウドネス値の振れ幅が大きい
  • アンビエントな曲調
    • ポップスではないので、音圧戦争というかほかの音源と比較されることはあまりないだろう

あたりが理由で、-17LUFS~-8LUFSになるようにしました。

低音がズンズン鳴ってなければ、ちょっとくらいラウドネス大きくてもさほど問題にはならない気がする。

あとはリファレンスと聞き比べていい具合のポイントを探りましょう。

また、mp3変換などはbandcampが自動で行うので、true peak対策に0.7dB空けておきました。

特典

bandcampでは購入者向けに、ライナーノーツのpdfやmaxpatchなどを、特典として音源と一緒に提供することができます。

自分の場合Syntaktのプロジェクトファイルを特典として付けました。

それから「これを欲しがる人は購入者の中でも一部だろう」と思い、特典なしの安いバージョンも併売することにしました。特典あり・なしの、単純に2つアルバムをリリースする形になります。

こんな感じです(ごく自然な宣伝)

Bonus版

kiyasunobuhiko.bandcamp.com

通常版

kiyasunobuhiko.bandcamp.com

アルバム概要には相互リンクを貼りましょう。

価格

これも正解はないみたいなので自分なりの正解を探るしかないです。公式から以下のような見解?アドバイス?が出てます。

https://get.bandcamp.help/hc/ja/articles/360007802534-What-pricing-performs-best-

こちらによると

  • 7曲以上のデジタルアルバムは、7ドル設定のものがよく売れている
  • 6曲以下のEPのようなアルバムでは、4ドル設定のものがよく売れている
  • いずれの場合も“let fans pay more if they want"にチェックを入れるのが良い。40%のユーザーが、設定金額よりも多く支払っている

とのことです。

Raspberry Pi 4でRNBOを動かす

MaxのRNBOをRaspberry Piで動かすまで頑張ります。

機材購入

Raspberry Pi 4

amzn.to

何はともあれ。メモリは余裕持って8GBにしました。

PiSound

blokas.io

オーディオインターフェース。もしかしたらUSBクラスコンプライアント対応の普通のやつでも良かったのかもしれないけど、面白そうなのでこれも買ってみました。 配送方法をUPS Worldwide saverを選択するとリトアニアからjapan tokyoまで、1/23に注文して1/26に受け取れました。凄い。

PiSound + ケース + UPS料金で20887円(円換算レート約145円)でした。

SDカード

https://amzn.to/3WK29jNamzn.to

↓こちらを参考に選びました。

blog.soracom.com

あとこれも。

https://amzn.to/3jj8hSwamzn.to

電源アダプター

https://amzn.to/3Y3iktpamzn.to

5V DC 最低定格電流3Aということで。

電源規格いまだにちゃんとわかっていない…

microHDMI

https://amzn.to/3Y92nSJamzn.to

普通のHDMIケーブルは余らせていたので変換のみ。

CAT6ケーブル

これも買いました。これでMacからRaspberry Pi4へ有線で通信できます。基本Wifiのつもりですが、出先で必要となりそうなので(後述しますが本当は最初MaxがPiを認識しなかったので検証用に買った)

amzn.to

組み立て(Pi Sound)

組み立てる前に

一回何も考えずにケースを組み立てた後、なんとmicroHDMIのプラグがケースの穴に入らないことに気づきました。手で押さえてたら認識はするけど…

なので百均で棒ヤスリを買ってきてゴリゴリやりました。

紙ヤスリも使ったけど、棒だけでよかったかな。

2時間かかった…次やるときは他のやり方考えよう。LANポートはとりあえずいいや…家では基本Wifiだから。

似たような報告はされてるっぽい Pisound case and hdmi - #3 by Darknician - Support - Blokas Community

ケース組み立て

購入したPi Soundとケースを組み立てる。

Pisound Documentation

動画見て見様見真似でやるより、普通にウェブページの説明を読むのが良い。結構複雑なので。

Raspberry Piのセッティング

RNBOリファレンス

rnbo.cycling74.com

OSのインストール

まずここからイメージをダウンロードして、

RNBO | Cycling '74

Pi Imagerを使ってSDカードに書き込む。

Raspberry Pi OS – Raspberry Pi

SDカードのフォーマットはFAT32じゃないといけない、という情報が見当たりましたが、そもそも64GBのSDカードはFAT32フォーマットはできないっぽい?と思ってたら、どうやらPi Imager使えばそういう煩わしいことを気にせずいい感じにやってくれるみたいです。

楽にRaspberry Pi OSを作成する!Raspberry Pi Imager - PCまなぶ

焼いた後は、RPi本体にSDカードをセットして、HDMI0のポートにmicro HDMIを挿して、USBキーボードを挿して、kensingtonのexpert mouseのUSBレシーバーを挿して電源を挿せば始まりました。ケンジントンはドライバーのインストールなど必要なし。ネットも無線で繋がります。

最初電源入れても映像が出ず、出ても最初の起動コマンドがバーっと出て後は真っ暗、信号がありませんみたいになってたんですけど何回か試したら上手く行きました。接続順番がよくなかったのかも。

→ 解像度の問題だったようだ。今使ってるモニターが4Kで、PIPで1/4、フルHDの解像度に描画しようとしたら安定しました。

Raspberry Pi 4が起動しない(モニタが映らない)場合の設定方法 - Qiita

上手くいかなかったらこれを試してみよう。

SSH接続, VNC接続

必須ではないですが、やっておくと便利。

ラズパイ側の設定

$ sudo raspi-config

これを実行して出てくる画面から、「Interfacing Options」を選び、「SSH」と「VNC」をそれぞれenableにする。

VNCサーバの起動と設定

クライアント(Mac)の設定

MacからはSSHのみ試した。普通にterminalを開いて

$ ssh -p 22 (ユーザー名)@(ホスト名)

を入れればOK

クライアント(iPad)の設定

SSH

Termiusというアプリを入れた。要アカウント登録。Terminalsから上記と同様にコマンドを打つが、以下の順番で。

$ ssh (ユーザー名)@(ホスト名) -p 22

VCN

VNC Viewerというアプリを入れた。アカウントを以下のサイトで作る必要がある。

RealVNC® - Remote access software for desktop and mobile | RealVNC

作った後、Liteプラン(無料)をActivateする。

その後Viewerアプリでログイン。ログイン後、アプリ内メニューの、Address Book→右上の「+」ボタンから接続先登録をすればOK。パスワードはSSHと同じ。

iPad ProでVNCを使ってRaspberry Piにアクセスしてみる | tomikyブログ


Raspberry PiへRNBO書き込みテスト

いよいよ本題。Max(8.5以降)を起動し、メニューのExtrasからRNBO Introを選択する。

「③Double Click to open」と書かれているrnboオブジェクトをダブルクリックすると以下が表示される。

「Open The Export Sidebar」が挿してるアイコンをクリックするとRNBOパッチの書き出し先選択画面が出ます。

ここではホスト名が表示されます。これを選択して進めばOKです。

No Devices Connected

初回のPi認識時には数分待つ必要があるようなのですが、最初にトライした時はどれだけ待ってもNo Devices Connectedのままで先に進まず。

これについてCycling'74のサポートに質問して、その回答から試したこと。

Piのパッケージアップデート

sudo apt-get update  
sudo apt-get upgrade

のコマンドを実行してパッケージのアップデートをしたが解決せず。

OSの再インストール

初回に試したときは事情により - Pi ImagerはWindowsで実行 - MaxはMacで実行 としていたので、改めて両方とも同じMacのマシンで作業したら無事解決しました。

あと初回と変えてみたのはPi Imagerで書き込むときホスト名を「c74pi.local」に明示的に書いてみたことだが、おそらくこれは関係ないでしょう。デバイスの区別をこのホスト名でやるみたいだしね。

トラック・メイカーが教えるクラブ・サウンド・テクニック99

10年以上前に買った本です。

最近Syntaktをよく触っていて、操作方法はわかってきたものの実際製作しようとするとどうにも行き詰まりを感じる。そこでこの本のことを思い出して読んでみることにしました。

内容はクラブサウンドに関わらずエフェクトの使い方やDAWのTips紹介などを含み、かなり多岐にわたる。このあたりは知識としてはわかっているつもりだが、制作において忘れてたりすることがあるのでチェックリストとして役に立ちそうだった。

今回のお目当てのひとつ「楽曲展開のアイディア」の項目は、なんとなくわかっていることの言語化といった感じで目新しいところはなかったが、自分の立ち位置確認や不足しているもの、例えばセンスであったり経験であったり、そういうものを自覚するきっかけになった。

もうひとつのお目当てだったジャンル別のビート解説、ここが期待していたよりも素晴らしい内容で、ビートの軽い歴史から、どの部分がこのビートのキモなのかという説明まであり、自分の目的を十全に果たしてくれるものでありました。

耳コピは苦手ではないつもりなんですが、キモの部分を知らないと、細かいアクセントやリズムのズレを取りこぼしたり、迷ったりするんですよね。なのでこういう形で知識としてインストールしておければ、頭の中のセグメント分けがはっきりするということです。「頭の中のセグメント分けがはっきりする」、まあこれは良し悪しがあるでしょうが今は学びたいかな。