無駄なことを続けるために ~ほどほどに暮らせる稼ぎ方~

無駄なことを続けるために - ほどほどに暮らせる稼ぎ方 - (ヨシモトブックス)

無駄なことを続けるために - ほどほどに暮らせる稼ぎ方 - (ヨシモトブックス)

自分は色々と動画作ったりライブやったりアプリ(非公開だが)作ったりしているので、ちゃんとそれらをまとめておいてポートフォリオにするなり単に足跡とするなり、とりあえず生きた証を残したい。「無駄作り」に関してはデイリーポータルなどで記事を読んで知っていました。世の中にはyoutuberネタは無数にあるものの、自ら「無駄作り」を標榜しているのであればそのマネタイズや展開の手法は何にでも活かせるのではないだろうか。


第1章は「作ること」について。テーマや締め切りといったゆるい制限の重要さ、クオリティを求めて1ヶ月かけても上がらないクオリティとかあるあるすぎてね。他にも思いもよらない反応や批判、とにかく発表する、作りながら考えることで自分のことを理解する、など。これらは実感として理解できた。


第2章は思考の話。手が止まったとき、行き詰まりを感じたときどうするか。いろんな人の話を聞く、いろんなは仕事をしてみる。自分のやっていることを多面的に見てもらう、フィードバックをもらう。

もやもやするときは言葉にしてみる。これは自分がこのブログでやっていることでもある。ちょっとセンシティブな話題は自分の場合google documentに走り書きしている。スマホとかでも書けるしな。もやもやの原因がわかれば対策も取れるし、自分のやってることがわかれば(自分の場合音楽やAR)、方向付けもできるし、この本にも書いてある通り不思議と力が湧いてくる、無敵になった気がしてくる。

「無駄作り」の社会的意義について

ただ、「無駄づくり」で、自身の世界が生きやすくなったことで、私の作品を見た人の世界も生きやすくできたらいいなと思えるようになってきた。

と書いているが、このあとシンプルにマネタイズの話が書いてあるので気持ちとしてもリアルな質感としても伝わるものがある。


第3章は「見せること」。見せると客観性が生まれ、作品として昇華され、ファンも増える。作り続けるためにみてもらう。

メディアが違えば見せ方も変わる。この時に第2章で書かれていた、自分の作品が「わかる」ことが活きてくる。

VLogという、普段のコンテンツとは違う、告知などのしゃべる動画があるというのはわかるけど、自分がするかというとどうかなあ。それと、どこかでお金と時間をかけて対策映像を作るというのも、いいプロモーションになるし面白そうだなと思った。

twitterでツイートする時間帯、便利なツール、テクニックなども書いてくれてるのはありがたい。こういうのはどうしてもプライドが邪魔して実行するのが憚られるので…

instagramやweb文章など、メディア別のユーザーの性質の話も良い。

拡散の話。youtube動画はハイライトを最初に持ってくるといった具体的なテクニックなど。いろんなコミュニティに入って力を借りる、というのは前述の「いろんな職業の人のフィードバックをもらう」とも繋がってきそう。

SNSでしかウケない」ことの危険性が取り上げられてるのも良い。テレビでの切り取られ方、視点の違いからの学び、イベントを開くことでの気づき。


第4章は「稼ぐ」。著者はいわゆるYoutuberだけどそれだけで生活できるほどではないらしい。ではどうするか。「無駄づくり」で企業プロモーションをする、そのためには信頼が必要だ、信頼はわかりやすく数字だ、フォロワーの数字はどう増やすか、どういう時に増えるか。企業プロモーションというと見えない壁を感じてしまうが、順序立てて説明されるとなるほどそういう仕組みかと。「ツイートが拡散しても、それがすぐフォロワーにつながるわけではない。プロフィールがみられている」というのはへーと思った。

グッズ販売、クラウドファンディング。虚しくなりつつもあたかも第三者が著者を応援しているかのようにファンディングの紹介文を書いた、という話も書いてくれるのが何気に助かるポイント

仕事のコントロールについて。「名前を出さない仕事を育てていくこと」これは面白かった。リスクヘッジとして収入源の分散の他に、「無駄づくり」ブランドのマネジメントのため。映像製作や文筆業、webメディアのコンサルとかもしてるらしい。こういうのって名刺には書いてたりするのかな。もしくは口頭か。ネットに出せないわけだから。まあでも本に書いてるくらいだし、スタンスの問題かな。


第5章、「それぞれの稼ぎ方」。いろんな人の稼ぎ方。世界一即戦力な男の菊池さん、メーヴェを作った八谷さんなどへのインタビュー。八谷さんの「全国で上位100位に入るスキルを2,3個持っていれば自ずとトップランナーになれる」「パッケージ化するには一人じゃダメなので、後発に抜かされるかも、という心配には頑張るしかない」などの話が印象深かった。