冨樫義博の魅力

久しぶりにレベルEを読みました。単行本、全3巻です。

レベルE (Vol.1) (ジャンプ・コミックス)

レベルE (Vol.1) (ジャンプ・コミックス)

ずっと昔に読んだときは緻密なストーリーだなと思ってたんですが、今読むと割りと強引だなあと思うところもあったり。 論理展開や台詞回しに独特の癖を感じたりしました。

とはいえ面白いですねやっぱり。クラフト隊長、サド隊員が特に好き。保護対象として地球のトラブル解決に暗躍するという距離感が良かった。 HUNTER×HUNTERでも戦略や駆け引きが重要な要素だけど、この人の漫画のいい所はヒューマンドラマだと思うな。 魅力的なキャラクター多い。精神科の夢野先生とか、ドライだけど温かみを少し見せるところもあって好きだ。あの食人鬼のエピソードは昔は地味だと思ってたけど今見ると一番良かったかもしれない。 オチの善悪がどうこうって話よりも、夢野先生のバックボーンとか最後に高校生の一人が思うところあって「バイトする」と言い出すところとか、それぞれの人物がちゃんと自我を持っているところが良い。

「人間が書けている」なんて大それたことは言えないんだけど、それぞれいろんな事情があって状況があって、その中で意思を持って動いていると感じられるのがいいのかもしれない。 それでたまに暖かいセリフがポロっと出てくるといいなあと思うね。チョロイな、おれ。