Led Zeppelinのハイレゾにぶっとんだ

ツェッペリンハイレゾ、周りから凄い凄いという話は聞いていたものの既に二回も買ってるアルバムもあったので「なんだかなあ」と二の足を踏んでいました。しかしハイレゾの恩恵を一番感じられるのは僕がこれまでで一番多くの回数聞いてきたであろうLed Zeppelinなのは間違いない。というわけで買って聞いてみることにしました。

買ったのは「Houses of the holy」。多彩な楽曲が入ってるので聞き比べにもいいかと思ってこれにしました。そいで再生~。視聴環境みたいなの書いたほうがいいのかね?iMacapogeeのduet2を繋いで、スピーカーはRCFってところのayra5というのを机に無造作に置いてるだけです。

一曲目の"the song remains the same"は「まあ、こんなもんか?」って思いながら聞いてたんですが続く"rain song"ではぶっ飛んだ。これは凄い・・・アコギとボーカルのニュアンスがCD音源よりもずっと繊細で、情感が断然増してます。そのまま"over the hills and far away"と続けて聞いて、やっぱりアコギが良い。あとベースも決して重くは無いのに存在感があって全編に渡ってとても良い。「分離が良い」ってやつですか。どの楽器の音もCDよりもはっきり聞き取れて、全体的に高音域が良く聞こえるんですがキンキンすることも全く無く。

いやーこれは凄い。ハイレゾ音源とCD音源、選択できるなら絶対ハイレゾのほうがいいと思います。例えばギターソロを聞いて「このアンプの歪みがイインダヨねー」などと語った経験があるそこのあなた!あなたはハイレゾで聞くべきです。ハイレゾはCD音源に比べると簡単に言うと情報が多いんだけど、情報量が多いということがコレだけ違いを産むのかと驚きました。

そうだ、あとひとつ素晴らしいなと思うことがあって、自分では確認してないんですがこのツェッペリンハイレゾ、音圧は抑え目にしてダイナミックレンジを大きく取られているらしい。それは素晴らしい。

何が素晴らしいのか。

音圧戦争というものがあるのです。ざっくり言うとポップミュージックというのはラジオやCMで目立つために、聴感上大きい音に聞こえるように加工してるんですね。これを「音圧を上げる」といいます。しかし音圧を無理に上げると曲の小さい音と大きい音の部分の差が小さくなって(ダイナミクスがなくなって)、結果としてつまらない音になりがちなのです。エンジニアの人が音圧とダイナミクスのバランスを頑張って取っているのですが、ここ最近はとにかく目立つように、雑踏でかき消されないようにとどの楽曲もこぞって音圧を競う、いわゆる音圧戦争をしているのです。

これは単純に楽曲にとっては良くないことなんです。曲調にもよりますが音圧を上げるということは曲の表現力を下げることになりうるので。しかし今回ツェッペリンハイレゾは音圧を下げてダイナミズム、イコール曲の表現力を優先してくれました。音質が良くなるハイレゾなので当然の判断かも知れませんが。ハイレゾを機に音圧戦争の潮目が変わると本当に素晴らしいなと思います。