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2013/08/11(日) SUMMER SONIC '13 感想 全体編

僕は川本真琴好きなので、川本真琴の感想については別記事に書きました。

サマソニ'13 川本真琴編

残り感想ダーっと書いておきます

Silent Disco

マリンステージとガーデンステージの間にサイレントディスコというのをやってるエリアがありました。これは前方のステージにDJがいるもののフロアのスピーカーから音は出ておらず、オーディエンス(クラブで踊っている人をこう言うのは正しいのかわからないけど)はそれぞれワイヤレスヘッドフォンを着けて、その音楽に合わせて踊ったりして楽しむというものでした。

うーん、これはどうなんだろう?クラブ、自分は全然行かないけど、ああいう場は一体感とかが大事なんじゃないだろうか?あとコミュニケーションとか?

ステージ上にはDJが2人おり、オーディエンスはヘッドフォンにある2つの受信チャンネルを切り替えて楽しむことが出来る、というものだったのですが、2人のDJは別にテンポを合わせてるわけではなくジャンルなども全然違うのでフロア全体の盛り上がりなどはあまり期待できないように思いました。DJの片方がマリオのBGMを流してて、そちらを聞いている人が笑いとともに盛り上がってて、もう片方のDJを聴いてる人は黙々と踊っている、という不思議な状況になったりしてました。 これは誰が得するんだろう?DJって供給過多なのかな?

あとこの方式だと隣の人と会話するためにヘッドフォンを外すなどすると音が完全に途切れるのでそういう意味でも盛り上がりを阻害しているように思いました。純粋に曲を聞けるというのはあるんですが、結局家で聞くのとあまり変わらないのでは? それとクラブって曲に合わせて声上げたりとかしなかったっけ?「Foooo!」みたいな。そういうのやったとしてもその声はヘッドフォンで聞こえないから魅力半減なんじゃないかなあ。

街中のクラブとか屋外のレイブ(とか言うんだっけ?)だと近隣住民から苦情が来るだとか、そういう背景から生まれたものなのかもしれませんが、まだ過渡期なんだろうなあという印象。あとDJバトルとか?フロアに居る人が相互の盛り上がりを見て「どうやら向こうのDJが盛り上がってるようだ」とか考え、DJは客の奪い合いをするみたいな。

この路線は最終的にホームパーティーのクラブ化みたいなところに行き着く気がするなあ。僕は少しそういうのは苦手ですが。「自宅をクラブにするためのヘッドフォン6個セット!」みたいな商売でもするつもりだろうか?

PALMA VIOLETS

全然知らないんですけど、事前にサマソニのHPで曲を聴いて結構よかったので見てみました。イイですね!汗だくで泥臭いロックで、アクセントにキーボードありという感じで、ライブはこういうのが見ていて気持ちいい。この後ジョンスペ出るんだよな~このステージでジョンスペ見たい・・・と結構迷ったのですが、ジョンスペは単独があれば見に行く、ミスチルは単独に行くかどうか(チケット取れるかどうかはわからない)という考えで今回はミスチルを見ることにしました。

CYNDI LAUPER

ミスチルまでの繋ぎとして見てみるか~という軽い気持ちだったんですが、凄く良かった。一曲目からステージを降りて客がいる柵の前を歩き回り盛り上げまくる。曲のラストでハイトーンボイスも披露してて、凄い。凄いよ、シンディローパー!60歳か・・・そうは思えなかった。

二曲目はgirls just wanna have funで大盛り上がり。自分もそれを聞きたかったので凄くうれしかった。後で知りましたがこの日は"She is so unusual"というアルバムの発売30周年ということで、アルバムの再現ライブだったそうです。

3曲ほどで泣く泣く移動しましたが、もうシンディローパーのステージには感動しまくりでした。もう多分稼ぐ必要はないと思われるのに、声を維持してキャラクターも変わらずステージに立ち続けファンのためのライブを続ける姿勢は本当に感動的でした。こういうステージを見ていると、シンディローパーシンディローパーであり続けることをどこかで選んだんだろうな、とそんな妄想して勝手に感動してしまう。

Mr.Children

ミスチルがサマソニに出る!ということで喧々諤々であったようですが、OASISが良くてミスチルがダメというのも僕にはよくわからないので個人的には気になりませんでした。

一曲目からいきなり「名もなき詩」で心を鷲づかみですよ。日本のヒットチャートを20年牽引してきたミスチル。個人的にはB'zのほうが好きだったりしますがフォークソングや歌謡曲からの継承を考えると、日本の音楽を地続きにする道の、その中心にいるのはMr.Childrenだと思います。サザンかもしれないけど自分の世代にジャストなのでここではミスチルということにします!

スタジアム内の何割がミスチルのファンなのか、というのはわかりませんが古いものから最近のものまで多くの曲で合唱が起こり、文字通り会場を包み込むような楽曲と演奏。ミスチルの普段のライブはマニアックな曲が中心でシングルは少ない、と聞いたことがありますがこの日はミスチルの武器庫を開け放つような選曲でした。

多くの日本人の生活に、青春に浸透してきた曲と言葉が国内外のバンドが集う音楽フェスティバルの会場を包み込むというのは、なかなか感慨深いものがありました。

イノセントワールドの演奏中、会場上空の雲の端が橙に照らされて本当にきれいだった。いい夏の思い出になりました。熱く語ってしまいましたが、ミスチルは世代なので・・・。

単独とフェスはやっぱり違うな、と思います。ファンで単独ライブ行ってても、余裕あったらフェスでそのアーティストを見るのは色々感じて面白いですよ。

Muse

何曲かは知ってて、バンドでコピーしたこともあるのですがライブは初めて見ました。演奏上手い!曲がかっこいい!おもしろい! ヘビメタ、クラシック、ダンスミュージックみたいな遠い場所にある音楽を独自のセンスで組み合わせ、しかもポップでわかりやすい。こりゃー人気でるわ。演奏も磐石、演出もド派手。フロントマンのマシューはかっこいいけどどこかファニーな印象があり、それを支える無骨なリズム隊も味がある。バンドのキャラがいいなあ。疲労と翌日のことを考えて途中で退場したけど、最後まで見たかった.


サマソニのラインナップって「『なんでもあり』過ぎる」とか商業主義だとか言われてるけど、それがサマソニの魅力なわけで、ただ単に好きなバンド、大物アーティストがお徳用パックになってると考えると最高に楽しい。もちろんフジロックの「歩いてるだけで音楽が聞こえてきて楽しい」「環境がよく、自然の中で音楽に没頭できる」というのも凄く良い。イベントにとって美学は重要だ。ただ多くの日本人の音楽の聴き方を考えるとサマソニのほうが合ってると思う。その結果、客が入りそうなもの、みんなが見たいと思ってるものをポンポン出演させて結果「なんでもアリ」になってるんだろう。サマソニフジロックの両方あるのが素晴らしい。